不明熱の熱源を全身MRIで検索し、胸鎖関節炎と診断(Diagnostics (Basel). 2025, 15, 2032.)
不明熱の診断に全身MRIを応用した症例報告がDiagnostics (Basel)(IF=3.3)に掲載されました。
不明熱は実臨床ではよく出会う臨床徴候の一つです。これまでは全身CT、ガリウムシンチなどを用いて熱源を同定しますが、我々は全身拡散強調MRI(DWIBS)を用いて胸鎖関節炎と診断しました。DWIBSは炎症、膿瘍、腫瘍を検出する能力があるため、FUOの熱源精査に有用と思われます。
https://www.mdpi.com/2075-4418/15/16/2032