HOME研究成果原著論文COVID-19感染後の絶食期間と死亡の関連(Infect Med. 2025;4:100202.)

原著論文

COVID-19感染後の絶食期間と死亡の関連(Infect Med. 2025;4:100202.)

COVID-19の予後と絶食期間に関する論文が、国際学術誌Infectious MedicineIF=2.8)に掲載されました。

COVID-19
5類感染症となり久しいですが、未だに感染は収まらず、残念ながらお亡くなりになる方も多くいらっしゃいます。我々は福井県で最もCOVID-19の入院を受け入れていた実績があり、そのデータを後方視野的に解析をしました。そこで新たに明らかになったのは、絶食期間が長ければ長いほど、死亡に関連するといった事実でした。その絶食期間を5日以内とそれ以降で区切ると、はっきりとした有意差が明らかになりました。

これは後方視的解析であるためさらなる検討が必要ですが、早期の食事再開が予後改善に繋がる可能性を示唆しており、リハビリテーション医学に重要な貢献を果たすものです。


https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2772431X25000413?via%3Dihub