右橋・左基底核梗塞による観念失行および概念失行(Front Rehabil Sci. 2025;6:1723964.)
右橋・左基底核梗塞による観念失行および概念失行を来した症例報告がFrontiers in Rehabilitation Science(IF=1.9)に掲載されました。
本症例は、ATM操作や運転といった複雑な系列動作の障害(失行症)を呈しました。評価の結果、系列立ての障害(観念失行)と道具の意味理解の障害(概念失行)が混在していると考えました。 本報告の核心は、失行症状における「橋」の関与の可能性に言及した点にあります。一般に橋梗塞での失行報告は稀ですが、本論文では「前頭―橋―小脳―視床ループ」の機能不全が、実行機能や注意障害を介して失行症状を修飾した可能性を論じており、高次脳機能障害の病態理解に新たな視点を与える内容となっています。
https://www.frontiersin.org/journals/rehabilitation-sciences/articles/10.3389/fresc.2025.1723964/full