SOX1抗体陽性辺縁系脳炎の世界初の脳病理(Front Immunol. 2025;16:688011)
我々の研究グループは世界初のSOX1抗体陽性辺縁系脳炎の脳病理報告をまとめ、Frontiers in Immunology(IF=5.9)に掲載されました。
SOX1抗体は肺小細胞癌と関連する病原性抗体で、傍腫瘍症候群として辺縁系脳炎やLambert–Eaton症候群を引き起こすことが知られています。本報告はSOX1抗体陽性辺縁系脳炎の脳病理として世界初の剖検報告で、海馬硬化症を病理学的に証明した他、壊れかけたニューロンにCD8が結合する所見を示し、細胞傷害性T細胞が直接ニューロンを攻撃する可能性を示唆しました。さらにリンパ球の分布、ニューロン喪失、アストログリオーシスの分布をマッピングし、脳全体の領域ごとのスペクトラム理解を深めようとしました。脊髄・末梢神経・筋の染色も行い、全身病態の解明を目指しました。
https://www.frontiersin.org/journals/immunology/articles/10.3389/fimmu.2025.1688011/full