血清型35F侵襲性肺炎球菌感染症と全身MRI(Cureus. 2025;17(7): e87770)
血清型35F肺炎球菌による化膿性脊椎炎および腸腰筋膿瘍を認めた症例報告がCureus:Journal of Medical Science(IF=1.3)に掲載されました。世界的には、肺炎球菌のワクチン搭載型血清型は減少傾向にあり、非ワクチン型は増加しています。35F型も非ワクチン型の一つで、近年報告が増加傾向でありますが、これまでに、血清型35Fの化膿性脊椎炎や腸腰筋膿瘍の発症例は報告されていませんでした。さらに、本例では全身MRI(DWIBS)を診断に用いた点も特徴的です。肺炎球菌はさまざまな臓器に膿瘍を形成しやすく、転移性を伴う菌種であることから、全身を一括して評価することは合理的です。本報告は、転移性向のある菌種に対し、全身MRIの有用性を提唱しています。
https://www.cureus.com/articles/387713-a-case-of-pyogenic-vertebral-osteomyelitis-and-iliopsoas-abscess-caused-by-invasive-pneumococcal-disease-serotype-35f-utility-of-diffusion-weighted-whole-body-imaging-with-background-body-signal-suppression-as-an-adjunctive-diagnostic-tool#!/