血管内大細胞型 B 細胞リンパ腫による再発性脳梗塞
血管内大細胞型 B 細胞リンパ腫により5回の脳梗塞を繰り返した症例報告と文献レビューが、Neurology International (IF=3.2)に掲載されました。
本症例は再発性脳梗塞を繰り返す中で、抗血小板薬や抗凝固薬を変更しても脳梗塞が再発し続ける方の採血データなどを分析し、悪性リンパ腫が背景にある可能性を考え、ランダム皮膚生検により診断、化学療法にて更なる脳梗塞の再発を抑制した症例報告です。これまでの既報告も併せてレビューし、再発性脳梗塞を引き起こす悪性リンパ腫の臨床学的特徴や治療法について考察をしました。
本学は脳梗塞の急性期から慢性期まで幅広い病期の研究を行っております。本報告は脳梗塞の知見を更に拡大し、脳梗塞診療の進歩となることを願っています。